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カポーティ


『カポーティ』(「CAPOTE」114分・米・2005)
監督:ベネット・ミラー
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー
クリフトン・コリンズ・Jr、クリス・クーパー他

その役作りには常々定評のあるシーモア・ホフマンが
本作でも「カポーティが乗り移った」と言われるほどの演技を披露。

カポーティ本人については
世間一般で知り得る程度のことしか知らないが
口調や声のトーン、物腰や指の立て方などの表現が絶妙で
それを目の当たりにしてシーモア・ホフマンに脱帽せざるを得ない。

アカデミー主演男優賞を受賞しただけのことはあるなと思う。

くわえて脇を固める実力派俳優陣の中で
彼女も意識して雰囲気を変えたんだろうか
キーナーの控えめでありながらも厳粛な熱演も外せないし
ペニー役のコリンズ・Jrも迫真の演技だった。

本作は<カポーティの伝記>として扱われていても
全ての登場人物に対して予期せぬことに
深い思い入れをせずにはいられない作品である。

清清しい作品でも気軽に観られる作品でもない
かといって衝撃的でも感動的でもないのに
不思議と心に染みが点在するのは何故だろう。

☆は限りなく4つに近い3つ半で。
*********************

☆ストーリー

 1959年11月15日、カンザス州の田舎町で一家4人惨殺事件が発生。
翌日、NYでこの事件を知ったカポーティ(シーモア・ホフマン)は
これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かい
同行した幼なじみのネル(キーナー)と事件現場や関係者を訪ねる。
やがて2人の容疑者が逮捕されると、カポーティは彼らへの接近を試み
その1人ペリー・スミス(コリンズ・Jr)の不思議な魅力に刺激され
彼との面会を重ねる中で次第に信頼を得ていくが・・・

☆ネタバレ

夜ごと繰り返される上流階級の集まり。
酒と煙草と注目を引くための会話。

そんな生活に半ば退屈していたのかも知れないカポーティ。

片田舎で起きた一家惨殺事件。
しかも場所は自身も在住経験のあるアラバマ。

作家でありジャーナリストであった彼にとっては
さぞセンセーショナルな題材だったことだろう。

関心を持って犯人ペリーに接触し
甘い言葉をちらつかせて交流を持ち、小説を書く。

ペリーは幼児期の家庭環境に難があり、今回も短絡的に殺人を犯し
近付いてきたカポーティを唯一の理解者だと親愛の念を抱く点は
有りがちといえば有りがちなのだけれど
それによってカポーティが追い詰められていく様はとてもリアルだ。

『冷血』とは
犯人に向けられた表題なのか
カポーティに向けられた表題なのかは正直わからない。

ただ、文壇での成功を求めながら
後年は作品を仕上げられなかったカポーティ。

このペニーとの触れ合いの中で、自身の弱さを詰め込んだ
―いわゆる<パンドラの箱>を思うところなしに
開けてしまったのではないだろうかとふと感じた。
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chaay

Author:chaay
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ムスコ=フェイには[放置母]
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現在はムスコ2号=ニュイの育児で
すっかりちゃっかり休業中w

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